2015-03-20 第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
今後、法的には先ほど申したとおりでありますけれども、福島第一原子力発電所においても、一般排水路に流れる水の放射性物質による汚染ということを考慮しまして、通常の、施設の放射性廃棄物とは違いますけれども、実施計画という中できちっと管理をしていくことを求めていきたいということで、今、どういう管理ができるのか、東京電力ともよく話し合って、求めていきたいというふうに考えております。
今後、法的には先ほど申したとおりでありますけれども、福島第一原子力発電所においても、一般排水路に流れる水の放射性物質による汚染ということを考慮しまして、通常の、施設の放射性廃棄物とは違いますけれども、実施計画という中できちっと管理をしていくことを求めていきたいということで、今、どういう管理ができるのか、東京電力ともよく話し合って、求めていきたいというふうに考えております。
今後とも、この一般排水基準の達成に向けまして、温泉旅館の経営実態に見合った処理技術の開発を業界と一体となって取り組んでいく所存でございますが、そのために過大な投資をせざるを得ないような技術であれば、これ実際の実用は困難でございますので、そういう意味での技術的な開発、検討というのを、そういう視点も入れて行わなきゃいけないと、こう考えております。
しかし同時に、大自然の恵みの温泉を文化資源としている草津や別府、その他の温泉地域、急激な一般排水基準の適用で発展を妨げるわけにはいかないわけですから、是非環境にとっても町にとってもよい方策を今後慎重に検討していただきたいということを要望して、終わります。
○市田忠義君 改めてお聞きしておきたいんですが、硼素及びその化合物、弗素及びその化合物、二〇〇一年の施行令の改正で有害物質に追加をされて、温泉を利用する旅館業が適用業種になりましたが、いわゆる一般排水基準じゃなくて三年間の暫定排水基準が設定された。
具体的には、発電所アセスにおいて、アメリカ、イギリスの発電所アセスでは行われておりません一般排水、振動などの調査を行っておりますし、調査項目は幅広く、かつ計算機によるシミュレーションあるいは風洞実験を積極的に取り入れるなど、より詳細な実験をいたした内容となってございます。
現在でも、調査項目というのは、大気、水質、土壌、一般排水、振動など非常に幅広い内容となり、一年間、つまり四季を通じた調査が必要ということで非常に手間暇、時間と、もちろんそれにかかわる機材、人件費等々の費用がかかるし、極めて詳細な調査というのが実際上要求されている。このため、一地点だけで二十億から六十億の経費と一年半から二年以上の期間が必要とされています。
排水基準の値は、全国一律の一般排水基準については事業者の最低限の責務として定める観点から一般家庭汚水と同程度の濃度とし、窒素で百二十ミリグラム・パー・リッター、日平均値は六十ミリグラム・パー・リッター、燐で十六ミリグラム・パー・リッター、日平均値では八ミリグラム・パー・リッターとすることとしております。
この第三次の提言ではこうなっていたんですが、「使用料によってまかなうべき経費の範囲は、一般排水については、当該汚水に係る維持管理費とすることが適当である。」、これは、建設費分は使用料に入れるべきではない、こういう提言があったわけです。
○吉田正雄君 一番重要な、いいですか、マンホールから流れた水が一般排水路を通って――一般排水路の中へマンホールがずっとあるわけですからね。その一般排水路を通って浦底湾を汚染して、そして福井県のモニタリングによってホンダワラを分析した結果から、大変だということになってきたんでしょう。一番重要なところじゃないですか。それを、調査しないところもあるなんて今度は言い出したですね。
こういう結果をもとにして最終報告では「一般排水路を上流に遡るに従い傾向として放射能は高くなり、」ということなんだけれども、何でナンバー6を除外したのか全然説明もなければ何でもないんですよ。ナンバー6を調査されなかったんですか。あるいはナンバー4、ナンバー8はされなかったんですか。
その次、一般排水路への漏洩経路の推定なんですけれども、事故現場であるフィルタースラッジ貯蔵タンク室は、これは確かに高線量のために立ち入りはできませんよ。できないんですけれども、それはその後調査とか何らかの形で、これは事故原因の究明にとってもきわめて重要なんですね、いまも使われていると思いますから、その後この調査はされましたか。どうなんですか。
ところが、一般排水基準の適用を受けることになってこれが省略をされて以降、各工場の排水処理経費というのは非常に増大をしてきているわけです。現実に、これまでのこの排水処理経費は三十三億、千百万俵の基準になるのだそうでありますが、総投資額が、二十五農協で三十工場、こういうことでこれは義務づけられてしまったものですから、この増加はきわめて従来にないものになっているわけです。
○森山(信)政府委員 ただいま長田先生が御指摘になりました原子力の安全の基本に関することにつきましては、私どもは、今回の事故は原子炉本体にかかわる事故ではないという認識でございまして、もちろん放射性廃棄物の建屋の問題、あるいは一般排水路等々の問題、これは原子力の安全にかかわる重要な問題でございますので、そういう意味の認識は十分持っておるわけでございます。
すなわち、先生も十分御承知のように、非常に微量ではございますけれども、シッビングテスト等でピンホールのある燃料がわかりますけれども、そういう中から出てまいりますフィッションプロダクト、希ガス類等につきまして、これがフィルタースラッジ貯蔵タンク室に同じような経路で入ってまいりまして、これがオーバーフロー、そして床からの下への浸透、そして一般排水路へ、こういう順番で入ったと考えております。
一般排水口から放射能が、いわゆるコバルトであるとかマンガンが検出された、したがって四月十八日から一般排水路をずっとたどってマンホールの底のどろを測定したら、廃棄物処理建屋に近づくにつれて濃度が上昇していた、こういうことになっているわけであります。そしてこの原因は、三月七日から八日にかけてフィルタースラッジの貯蔵タンク室サンプからあふれた水のためだ、こう言っているわけであります。
下に一般排水路があっても、まあ三年や四年間大丈夫なら安全審査をパスさせる、こういう論理になってくると、事実上、正直に書いて出したとしても、通産省では、将来問題が起これば修理すべきものだという前提で通しちゃうということになるのじゃないですか。 私は、ここでもう一つの問題を提起したいのですよ。それは、いま、技術基準に照らせば要は厚さが合格だったから通した、こういうことなんでしょう。
その上に、今度は増設増設の建物だから、そのタンク室の下に一般排水路が入っておったとか、あるいは出入り口に栓がなければいけないのが片一方の出入り口にはなかったとか、本来独立していなければならないランドリー室とそれからそのタンク室との間、壁が貫通しておったとか、いろいろなものが重なってきている。そして、このサンプの水位がどんどん上がってきた。
第一、フィルタースラッジ貯蔵タンク室の工事方法の申請書については、いやまさかあの下に一般排水路があるとは思わなかった、それは書面に書いてなかったからだ、こう言われたでしょう。ところが、この新しい廃棄物処理施設のこの問題の濃縮廃液タンクについては、ちゃんと、タンク材質として、工事方法の許可申請書には、SM41A、エポキシライニングを使用すると明記してあるのじゃないですか。
○高橋(宏)政府委員 今度の敦賀の件に関しまして、その原因が特に管理体制の不備等から発生しておるということがわかったわけでございますが、その際に、特に一般用の排水路と放射性廃棄物を処理いたします建屋との関係におきまして問題があった、こういうことがわかったわけでございまして、その件につきまして大臣がいまお答えされましたように、全発電所につきまして総点検を指示いたし、その結果、現在のところ、この一般排水路
これは私の考えですから、また異なる立場もあろうかと思いますが、そういう意味でこの原子力安全委員会の役割りも非常に大きいし、私自身も大きく期待をしておったのでありますが、五月十八日に資源エネルギー庁発表の日本原電敦賀発電所における給水加熱器及び一般排水路放射能漏洩事故についての報告を安全委員会の方は即日了承した。
○平田説明員 一般排水路の各マンホール内の堆積土砂の放射能濃度につきましては、いずれの核種もナンバー1とナンバー2の間のジャンクションボックスにおいて最も多く、下流方向に向かうに従って次第に減少する傾向を有しておりますので、ジャンクションボックスに混入した放射性物質が、雨水等に希釈されて一般排水路を流下したものと考えられます。
○斎藤(実)委員 敦賀原子力発電所の放射線の監視体制というのは全くずさんだというか、問題だと私は思うのですが、敦賀発電所では一般排水からの放射性廃棄物の流出を全くチェックできなかった、逆に福井県の浦底湾の調査によって初めて明るみに出たというのですね。この放射線の監視体制について、これからどうされるつもりですか。
最初に通産省に今回の報告書が出ましたが、これには給水加熱器と一般排水路放射能漏れ事故の二件が報告されておりますけれども、この他に何件かあったように私たちもつかんでおりますが、この点はどうでしょう。
○吉田正雄君 この放射性廃液の漏洩事故、それから一般排水路への流出、そして微量であれこれが浦底湾に出ていったと、こういう一連の事故について報告しなくていいんですか。
なお、われわれといたしましては、この給水加熱器及び一般排水路放射能漏洩事故問題に関連しまして、過去の四年間についての除染記録を洗いまして、その上で一般排水路放射能漏洩事故につながる案件につきまして摘出いたしましたのが、三月八日と昨年の十一月に起こりました漏洩問題でございまして、それらについてはすべて評価をしたつもりでおります。
また、一般排水路放射能漏洩事故については、廃棄物処理旧建屋の設計施工、管理上の問題に主たる原因がございまして、これに運転管理面における人為的ミスが加わって発生したものと考えております、 当庁といたしましては、今後再びこのような事態を発生させないよう技術基準の整備充実、審査、検査の改善、運転管理専門官制度の改善、保安規定の整備充実、事故、故障の報告対象の明確化等を図り、安全規制上の所要の措置を早急に
また今回の給水加熱器からの漏洩及び一般排水路からの放射性廃液の漏洩事故に関しましては、今後再びこのような事態を発生させないため、給水加熱器の取りかえを含む改造、旧廃棄物処理施設の改造、汚染土壌の回収、廃棄物処理旧建屋内一般排水路の封鎖についても指示しているところでございます。
あふれた後またもとに戻ってきてしまうという、こういう問題とか、下に一般排水路があったとか、後で見てみたらこれは大変な欠陥が出たわけですね。 となりますと、法律的には必ずやらなきゃいかぬものかどうかは別として、科学者として見られまして、そういう審査をさらに専門的にやっておけばよかったということは言えるんじゃないでしょうか。
○説明員(逢坂国一君) 廃棄物処理設備の増設にかかわりまして、一般排水路等の関係につきましてどうであったかということでございます。これにつきまして御説明いたします。 一般排水路は雨水とか生活排水を排水をするものでございますが、それ自体は電気事業法の第四十一条の工事計画の認可の対象ということではございません。
それからもう一つは、スラッジタンク室の床及び壁、せきまで含めたところの問題、それから三つ目は、隣に移った後、漏れた後で一般排水路に流れたと、一般排水路の問題、この三つにすることが大体できると思います、そういうことから考えますと、このタンク室のタンク設備そのものは、私どもは別に問題があったというふうには考えておりません。
建屋がほかにできて、その下に一般排水路があって、そしてそれか流れて、それを見つけたのは福井県でしょう。結局、考えてみると、通産省も科学技術庁も全部ごまかされたということになるじゃないですか。こんなに原発というものは大変安全性に力を入れておるから大丈夫なんだ、こういう説明が全然つかなくなってくるじゃないですか。
○逢坂説明員 今回のオーバーフローの問題につきましての手続といたしましては、これは五回の増設があったわけでございますが、その中で、問題となりました一般排水路あるいは建屋の壁に貫通口、埋め込み配管を設けているというような問題につきまして事実が明らかになったわけでございます。
この事故は、福井県衛生研究所が四月八日の浦底湾の環境調査により、一般排水口から七百メートル離れた明神崎沖測定地点で採取したホンダワラから通常の十倍程度の数値の放射能を検出し、四月十四日、これを敦賀発電所に通報したことが端緒となったものでありまして、これに基づき発電所も翌十五日、同地点で採取したホンダワラの分析を行うとともに、発電所の一般排水路の出口だなに堆積した土砂を測定し、一グラム当たりコバルト60
メンテナンスにつきましても十分配慮すべきであると思っておりますが、一方、私どもの工事計画の認可、検査等の中におきまして、今回これが発見できなかった原因、これはすでにこの場におきまして何度も御説明いたしておりますが、現在の認可申請書につきましては、たとえば廃棄物、廃液を貯蔵しますタンクとかパイプとかそういう設備につきましての基準あるいは添付資料に基づく審査は厳重にやっておったところ、建物との関係、あるいは一般排水路等
〔理事金井元彦君退席、委員長着席〕 「使用料によってまかなうべき経費の範囲は、一般排水については、当該汚水に係る維持管理費とすることが適当である。」と、こういう意見を述べております。
ですからこの点は、今回よく言われた一般排水路の上に廃棄物建屋を建ててしまったというこのミスと同じくらい重大な問題があると思うんです。 そこで、通産省にお伺いしますが、今回の事故からどのようにこれを反省し、そしてこれからどのような検査体制で臨む方針か、その点をお伺いしたいと思います。